2014/12/13

1世代前の塗装ヴァージョン☆タイ国際航空A330-300

優雅でエキゾチックな雰囲気満載のタイ国際航空は1世代前の塗装でも基本コンセプトは同じ!これほど国の文化や思想などをうまくデザインしたエアラインは他にあるだろうか?
今回入手できたモデルはたまたま中古取り扱い店で驚くほど安価(1000円以下)で売られていたものだ。これまでこの時代の塗装機は1機も所有できていなかったのでラッキーな入手である。「タイ国王(ラーマ9世/現87歳)の72歳の誕生祝」のフレーズが機体後部にマーキングされている。ということは1999年のモデル設定だろうか。
A330-300は大型のエアバス機では現在最も普及している型だ。もっと大型の機材をたくさん保有しているタイ国際航空の中ではむしろ小回りのきく汎用機といったポジションだろう。現に最も多くの都市への就航便で使用されている。今でもメジャーな機ではあるが、1世代前の塗装で見るとなぜかレトロ感を感じる。その理由のひとつは今ではめずらしくなったボディのチートラインだろう。機体に流動感を持たせより長く立派に見せる錯覚効果があるので個人的には好きだが、近年急速に数を減らしているのが事実だ。現在のデザインは斜めのストライプだ。ストライプやウェーブでカラーリングするのは現在の世界の流行だ。もちろんこちらのデザインヴァージョンも凝っていて好きだ。そして今も昔も高級花「蘭」を表す尾翼マークはタイ国際航空のブランドイメージを定着させている。時代設定が明確なゆえにひと昔前のタイ国際航空が蘇る一品だ。

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