2014/01/12

ANA B747-400 伊丹空港里帰りフライトレポート

本日(2014.1.12)かねてより話題となっていた大阪国際空港(伊丹空港)へのB747-400の記念フライトが実施された。実際に目にしたのは日中に行われた遊覧飛行の離着陸シーン。誘導路を横切る有名撮影ポイントである千里川沿いの道は、幅も狭く混雑が予想されたので伊丹スカイパークから見物することにした。定刻よりやや遅れてエプロンを離れゆっくり滑走路へ、誘導路末端でしばらく待機したのちスーッと回転しゆっくりエンジンをふかし始めた。実にスムーズに心地よい重低音を奏でながら飛びたった。
離陸が遅れた分着陸もやや遅れてやってきた。向かってくる姿は紛れもなく4発のジャンボ機だ。千里川をローパスしこれまたスムーズにランディング。とても静かだと感じた。
夕刻までエプロンに駐機しているというので、空港へ場所を移動し冬の弱い夕日をバックに正面から顔を崇めることができた。今日だけは少し昔にタイムスリップしたような伊丹空港だったが、ジャンボ機の顔はどことなく物憂げに見えた。

動画はYouTubeにアップしました。

インターフルーク Tupolev TU-154M

続いてもうひとつのツポレフの名機であるTU-154シリーズ。デビューは1968年だが、モデルの154Mは1982年に初飛行したエンジンなどを改良した新しいタイプだ。サイズはB727-200と近い。また同じ3発機ということから見た目にも似ている。ただエンジンカウルはやや大きく作りも少し無骨な印象だ。しかしこの無骨さがカッコ良くも感じる。B727が少し優しい表情をしている女性的なイメージに対しこちらは男性的だ。現在もロシアやNIS諸国を中心に現役機は多く、今でもまれに日本へ就航することもある。インターフルークはかつての東ドイツのフラッグ・キャリアだ。同機は2機所有していたが東西ドイツ統一後に同社は解体されたため比較的短命に終った。東のルフトハンザとも言われる通り格式高いデザインだ。

マレーヴ・ハンガリー航空 Tupolev 134A-3

イリューシンと並ぶ東側大手旅客機メーカーと言えばツポレフ。もちろん元来はソ連の国営企業だ。そのツポレフの大ヒット機と言えばTU-134シリーズだ。初期のものはコックピット下部までガラス張りになった軍用にも活用できる構造だった。小型で使い勝手がよく、特に施設状態の悪い空港でも離着陸しやすいことから多くのソ連・東欧諸国などの航空会社で採用された。マレーヴ・ハンガリー航空は冷戦終了後も存続したが、2012年に経営難により倒産してしまった。モデルの機体デザインは東欧革命以前に長らく親しまれたもの。

2014/01/07

アエロフロート・ロシア航空 IL-96

今回からはロシアなど東側の機材を特集します!
日本の空港で旧ソ連時代の機材を見る機会は少ない。それだけに妙な魅力を感じるのが東側の機材。イリューシンは東側で数少ない大型ワイドボディ旅客機を製造するメーカーだ。4発エンジンを備えるIL-96はA340-300と競合する機材だろう。前作のIL-86の改良型だか、中身はずいぶんハイテク化されている。乗り心地も悪くないらしい。でも新鋭機にしてはどこかノスタルジーを感じさせる一品だ。

2014/01/04

ガルフ・エア B747-200

現在は黄金のファルコンが大胆にあしらわれた機体デザインだが、モデルは少し前(全盛期)の姿だ。当初、バーレーン、アラブ首長国連邦、オマーンの3国が出資する形で運営されていたが、エティハド航空の設立と、オマーン航空への出資増強という理由で2国が脱落し、現在はバーレーン1国のフラッグキャリアとなった。ガルフ・エアのガルフとはペルシャ湾を指し、その名の通り全盛期にはペルシャ湾岸最大のキャリアとして君臨していた。当時の機体カラーは現エミレーツと重なるところが多く、それが暗示していたかのようにエミレーツとの競合に揉まれ苦戦している。老朽化した機体が多かったが、現在はA330など最新鋭機をリース導入するなどリプレースが急進している。

ロイヤル・ヨルダン航空 A340-200

続いて漆黒の機体デザインが特徴のコレ!現在日本への定期就航がないため少し知名度は下がるが、アジアでは香港や東南アジアほか、欧州各国など広く就航路線を持つ大手キャリアのひとつだ。機体はスターフライヤーを連想させる黒だが、実際にはグレーに近い色だ。また黄金のクラウンを配した尾翼が印象的だ。尾翼の上部やエンジン部に少し赤のエッセンスを加えることでセンスの良い仕上がりになっている。A340-200はA340シリーズの中で短胴型だがこれが同社最大の保有機体となる。中型機以上は全てエアバス機を導入しているのも特徴だ。一度日本の空港でも見てみたいものだ。

カタール航空 A340-600

カタールのフラッグキャリアと言えばコレ!長い角を持つウシ科の動物オリックスをデザインした尾翼が特徴的だ。他の中東の航空会社と異なり、機体は基本的にグレーと白、マルーンの3色のみの表現だ。シンプルで大胆だがとてもシックで落ち着いた印象だ。個人的には現在最も秀逸な機体デザインだと思っている。A340-600はB777よりも胴体が細いだけにより長く見える。スリムですらっと長い機体にこのデザインは最高にフィットしていると思う。国内では現在、成田と関空に就航中。

エティハド航空 B777-300ER

今回は前回と同じアラブ首長国連邦のもうひとつの大キャリア、エティハド航空だ。中東の航空会社で最もインパクトあるデザインでアラブの世界観を最もよく表現していると言えよう。エミレーツ同様、アラブ首長国連邦の国旗カラーをまとい、その国旗を抱く鷲を中央に配した尾翼は特に象徴的だ。長胴機を多く所有するだけあってB777-300やA340-600などにとてもマッチしている。国内では現在、成田と中部に就航しているが関空には就航していない。成長中のキャリアなので今後の動向が見逃せない。

エミレーツ航空 B777-300ER

今回から数回にわたり近年大躍進中の中東の航空会社を特集します。初回は注目株No.1とも言えるエミレーツ航空!
エミレーツ航空と言えばシャワーのついたA380の就航でも話題となるなど、とにかく豪華な設備・アメニティーというイメージ。機体デザインもシンプルでありながら大胆かつ優雅な最先端。オイルマネーで潤ったアラブ首長国連邦の国旗カラーを尾翼にあしらい、世界中へ就航する姿はまさに躍進中のキャリアを象徴している。A777の太く長い機体とデザインがとてもよくマッチしている。下実機写真は関空で撮影(2013年5月)