2018/12/16

ヘルパ1/500 2019.3-4月のリリース予定について

ヘルパから2019年春リリースの発表が予定通りあった。例年この年末の発表は前後のリリースと比べ数が少ない傾向がある。これは製造拠点である中国の春節連休対策なのだろうか。日本でも多くの分野で中国での業務委託を行ってると思うが、この春節期に穴が開いてしまうのは痛手だ。しかし逆に春節を国を挙げて祝う習慣がないのは東アジアでは日本だけかも知れないが。
さて今回のリリース内容だが、全体的に大雑把な内容というのが第一印象だ。理由はルフトハンザとブラニフに関してダブルアイテムとなっている点。また初エアラインが存在しない点でも手抜き感が否めない。もっと世界のエアラインと積極的な商標使用権交渉をお願いしたいところだ。しかし新塗装機と新型機のラッシュという意味で今リリースはハズレとは言い難い。現時点での入手欲度合は以下の通りだ。

2018/10/08

ヘルパ1/500 2019.1-2月のリリース予定について

ヘルパから2019年最初のリリース発表が予定通りあった。今回は最近では珍しく多めのアイテム数になっている。毎回リリース日が近づくとWings900のBBS上で予想合戦が繰り広げられている。コアなファンはヘルパが出したいモデル、積極的でないモデル、出せないモデルを相当理解しているようで、結構的を得た予想が出される。もちろん今回も然りだが、皆わずかに自身の希望もリストに加えている。しかしそういった希望的なアイテムはことごとく外してくるのもヘルパである。
とは言え今回のリストを見てみると悲観的な面ばかりではない。SランクとAランクを合わせると7つも購入候補となる。これは同時に店頭入荷があると厳しい。かといっていくつか見送ってまた今度と言っていると、二度とお目にかかれない可能性があるのもこの世界の醍醐味である。
前置きが長くなったので簡潔に今回の内容を。サプライズはBimanのB787であろう。アジアの最新鋭機がこれほど早くモデル化するのは珍しい。また中東の貨物機が2つも同時にラインナップするのも珍しい。そして何より今回も日本の政府専用機がリリースされることに驚いた。新鋭機より全日空に整備を委託することになっており、既に全日空商事より同型のモデルがリリースされている。ヘルパと全日空は何より犬猿の仲だ。しかしそこにほころびが見え隠れしていると見るなら、とても明るい兆しということで評価できよう。
以下に個人的な興味度合をリスト化してみた。


2018/08/11

ヘルパ1/500 2018.11-12月のリリース予定について

ほぼ予定通りヘルパのリリース発表があった。これが2018年最後のリリースである。
今回は事前予想をしなかったが、出て欲しいなと思うモデル("Air Tahiti Nui"や"Gulf Air"、"Air Tanzania"のB787など・・・)はことごとく外された。この辺のモデルはもうヘルパに期待しない方がいいのか・・・。しかしある程度予想できた最新鋭機モデルはちゃんと出ている。この辺はもはやヘルパの定番のような気がする。そして今回も初エアラインが入っており、ここ最近のリリースでは最低1つ以上初モノをラインナップさせている。一方ルフトハンザの新塗装標準色モデルはもったいぶっている感が拭えない。初回にプレミアムなセットを出しているというのもあるが、最近ではルフトハンザ限定品としてB748の単品がリリースされている。新塗装大型機モデルが一般品として流通するのはまだずっと後になるかも知れない。まぁそれほど待ち遠しい感もないが・・・。
今回最大のサプライズはAir Italyだろうか。今年リブランドによって誕生したばかりのエアラインなのでヘルパとしてはかなり早いモデル化だ。
以下にいつも通り個人的な見解をリスト化してみた。


2018/06/20

大地震 ~特定のモデルに被害が集中~


日本は地震大国である。今回飛行機モデルを集め出して以来初めて被災を経験した。震度5強又は弱のエリアだ。一方そのおかげでモデルの破損にある傾向が見られることが分かった。少しでも今後の対策の参考になればと思う。

以前も紹介したようにモデルは全て透明のディスプレイケースに入れそれらを重ねるようにして飾っている。ケースの倒壊こそ間一髪で免れたが、上段にいくほど飾っているモデルたちはむちゃくちゃな状態だった。余震を気にしつつも一旦積み上げたケースを全て解体して整理することに。小型機は子供のおもちゃ箱のごとくであったが、破損機は幸い見つからなかった。もちろん細かな傷は止むを得ない。そして最下段にあったA380はほぼ動かず無傷だった。B747はかなり動いていた。モデル同士の接触による傷も見つかった。しかし致命傷ば免れた。この調子でいくと意外にも致命的な被害は免れるかもと期待した。
しかし期待は裏切られ、特定の機種モデルに共通の致命傷が見つかり始めた。それはランディングギアの破損だ。Herpa製のB787とB777-200の約3割。それもエールフランスB787-8など近々にリリースされたものほど破損していたのだ。まるで複雑骨折でもしたかのようにバラバラになっているものから、ボギー部分だけもぎ取られたようなものまで様々。結局瞬間接着剤で補修する羽目に。これがなかなか難しい作業となった。
なぜ新しいモデルほど脆いのだろうか。見たところ過去のものと比べて特段ギアパーツのディテールが良くなったとは思えない。ところが今回壊れたパーツ素材にこれまた共通点があることが判明。いずれも非塗装白色の柔らかめの樹脂製だ。近年リリースされる新鋭機モデルの大半がこれにあたる。さらにギアの構造上B787とB777にはこれまた共通のウイークポイントが。それはボギーを支える軸足の根元があまりにも貧弱な点だ。そして柔軟性とは裏腹にかなり脆い。粗悪と言わざるを得ない。
今回の事象は改善要望としてHerpaに伝えてみようと思う。7~8年より前にリリースされたモデルにほとんど破損がなかった点を考えると、素材の見直しだけで改善されるように思う。それにしても新しいモデルばかりが破損したのはなんとも悲しい。

2018/06/08

ヘルパ1/500 2018.9-10月のリリース予定について

ヘルパから秋リリースの発表があった。今回も突然の発表で予想する間がなかった。
仮に予想していたとしても見事に外していただろう。その理由はルフトハンザの新塗装機が今回1機も入らなかったこと。Fokkerの退役記念モデルも出ないこと。新モールドであるA350-1000やB787-10に関しても、ヘルパがすぐにでもリリース可能なモデルが見当たらないことなどだ。全く違った角度から予想しなければならないのは難しい。
さて今回のリリースは、前回予想していたEmirates A380 "United for Wildlife"がようやくモデル化されることになった。ずいぶん遅いなといった印象だ。また新たなエアラインがいくつか入っているのは嬉しい。それでいてクラシック機も多めだ。機種や新旧のバランスは悪くないが、地域は欧州に偏っている。こればかりはドイツのブランドなので仕方ない。久々のエアリンガスの大型機は意外だ。もう出ないかと諦めかけていただけにサプライズだ。
以下にいつも通り個人の興味度合をリストにした。



2018/05/20

47年の歴史にピリオド☆ユナイテッド航空のB747

1970年6月26日、ユナイテッド航空はサンフランシスコ~ホノルル間で初めてB747を就航させた。そして半世紀近く経た47年目の昨2017年11月7日、同じルートで最後のB747でのフライトが行われた。実は定期便としての最終便は10月29日のソウル~サンフランシスコ便だった。
これを記念した特別塗装機がヘルパからリリースされた。記念モデルとしての意味もあるが、B747-400として初めてWiFiレドームが再現されたモデルとなった。今後同機種がリリースされる機会はめっきり減るだろうから、そういう意味でも貴重なモデルになるかも知れない。
初代ユナイテッドのB747-100との念願の2ショットだ(背景がLAXなのはご容赦下さい)。やはりB747は空の貴婦人にふさわしい。


2018/04/13

ヘルパ1/500 2018.7-8月のリリース予定について

4月の第1金曜日はイースター休暇真っただ中だったためか、遅れての発表となった。週半ばの発表はここ最近ではかなり異例だ。
さて予想していた中で的中したものは1点(厳密にはセットの1つ)。次点として機種違い(A321-->A320)1点と、特別塗装の内容違い1点があった。難しい予想だっただけに予想外のアイテムがいくつかラインナップされている。サプライズはBlue Panoramaだろうか。フランスの新興エアラインJOONが早くもモデル化されたのも驚きだ。ルフトハンザの4機セットが含まれるせいで全体のアイテム数は寂しい。
いつも通り個人的な興味度を以下にまとめてみた。

2018/03/31

herpa 2018 7-8月リリース予想!

ヘルパの夏のリリース発表が迫ってきた。前回は予想をする間もなく発表があり驚いたが、今回は4月6日の金曜日にあると予想している。
今回の予想ラインナップには初モノを少し多く入れてみた。去年あたりからインドの新たなエアラインとライセンス交渉をしていること、少し前に他スケールでリリースしたものなどを考慮して以下のようにリストアップした。

Lufthansa B747-8i "New Color"
Level A330-200
Wow Air A320
TUI B787-9
Alitalia A321
Yamal Airlines SSJ-100
Hawaiian Airlines A321neo
SpiceJet B737-800
Air Tanzania B787-8
Aeromexico Connect E-170
Emirates A380 "United for Wildlife"
Air Busan A321

以上12機。高確率で発表されそうなのはルフトハンザの新塗装機。後は新型機の受領時期のタイミングでエア・タンザニアあたりか。今回の予想はかなり難しい。Wings900の予想スレッドを見ても複数の人で一致した意見が少ない。さていくつ的中するか!?

2018/03/11

+ハワイアン航空のフリート+


新しい機体塗装やA321neoの運用など話題の多いハワイアン航空が、最近になって次期主力機としてオーダーしていたA330-800をB787-9に変更するプランを打ち出して来た。もっとも当初は確かA350を予定していたはずである。いずれにしても世界でも屈指の美しい塗装の同エアラインが美しいフォルムのB787を導入するのは楽しみである。
さて、1/500スケールで現在集められるハワイアン航空のフリートは3種('Ohanaを除く)である。やっとこの3種が揃ったので集合写真をアップした。

1:500 Hawaiian Airlines Fleet
左からB717-200/herpa B767-300/StarJets A330-200/herpa

ホノルル(ダニエル・K・イノウエ国際空港)を中心にハワイ州の島々を結ぶ短距離専用のB717、合衆国西海岸までの中距離路線を中心に運用されるB767、そして日本など国際線の主力機であるA330だ。尾翼には優雅なハワイ女性が描かれており、夕日に照らされたポリネシアの海を眺めながらちょっと悲しげな眼差しを感じるのが印象的だ。新塗装ではこれを踏襲しながら女性の眼差しは少しばかり凛々しくなったような気がする。

1:500 Hawaiian Airlines Tail
各機種の尾翼
 さらにグレードアップした新塗装のモデルはいつ出るだろうか。2018年中のリリースを期待したいところである。

2018/01/28

ヘルパ1/500 2018.5-6月のリリース予定について

予想外の早めにヘルパの5-6月リリースの発表があった。本国では1月末から2月初めに開催されるニュルンベルク・トイ・フェアがあるため、どうしてもこの時期を避けた発表となってしまう。まさか前倒しの発表とは思わなかったのでリリース予想を逃してしまった。
さて今回の印象はズバリ「数」だ。全部で22アイテムと近年になく多い。サプライズはやっと実現したマレーシア航空の最新鋭機A350(なぜか同エアラインの現行標準塗装機のモデルは出ない)と、フランスの高級チャーターエアラインであるラ・コンパニーのB757だ。特に後者はモデル化を実現して欲しいエアラインにも入れていたので驚きだ。他にもヘルパとして初エアラインが複数ありまずまずの内容と言えよう。ただ数の割には個人的にSランクに届くものは少なかった。以下が個人的な内容である。