2018/06/20

大地震 ~特定のモデルに被害が集中~


日本は地震大国である。今回飛行機モデルを集め出して以来初めて被災を経験した。震度5強又は弱のエリアだ。一方そのおかげでモデルの破損にある傾向が見られることが分かった。少しでも今後の対策の参考になればと思う。

以前も紹介したようにモデルは全て透明のディスプレイケースに入れそれらを重ねるようにして飾っている。ケースの倒壊こそ間一髪で免れたが、上段にいくほど飾っているモデルたちはむちゃくちゃな状態だった。余震を気にしつつも一旦積み上げたケースを全て解体して整理することに。小型機は子供のおもちゃ箱のごとくであったが、破損機は幸い見つからなかった。もちろん細かな傷は止むを得ない。そして最下段にあったA380はほぼ動かず無傷だった。B747はかなり動いていた。モデル同士の接触による傷も見つかった。しかし致命傷ば免れた。この調子でいくと意外にも致命的な被害は免れるかもと期待した。
しかし期待は裏切られ、特定の機種モデルに共通の致命傷が見つかり始めた。それはランディングギアの破損だ。Herpa製のB787とB777-200の約3割。それもエールフランスB787-8など近々にリリースされたものほど破損していたのだ。まるで複雑骨折でもしたかのようにバラバラになっているものから、ボギー部分だけもぎ取られたようなものまで様々。結局瞬間接着剤で補修する羽目に。これがなかなか難しい作業となった。
なぜ新しいモデルほど脆いのだろうか。見たところ過去のものと比べて特段ギアパーツのディテールが良くなったとは思えない。ところが今回壊れたパーツ素材にこれまた共通点があることが判明。いずれも非塗装白色の柔らかめの樹脂製だ。近年リリースされる新鋭機モデルの大半がこれにあたる。さらにギアの構造上B787とB777にはこれまた共通のウイークポイントが。それはボギーを支える軸足の根元があまりにも貧弱な点だ。そして柔軟性とは裏腹にかなり脆い。粗悪と言わざるを得ない。
今回の事象は改善要望としてHerpaに伝えてみようと思う。7~8年より前にリリースされたモデルにほとんど破損がなかった点を考えると、素材の見直しだけで改善されるように思う。それにしても新しいモデルばかりが破損したのはなんとも悲しい。

2018/06/08

ヘルパ1/500 2018.9-10月のリリース予定について

ヘルパから秋リリースの発表があった。今回も突然の発表で予想する間がなかった。
仮に予想していたとしても見事に外していただろう。その理由はルフトハンザの新塗装機が今回1機も入らなかったこと。Fokkerの退役記念モデルも出ないこと。新モールドであるA350-1000やB787-10に関しても、ヘルパがすぐにでもリリース可能なモデルが見当たらないことなどだ。全く違った角度から予想しなければならないのは難しい。
さて今回のリリースは、前回予想していたEmirates A380 "United for Wildlife"がようやくモデル化されることになった。ずいぶん遅いなといった印象だ。また新たなエアラインがいくつか入っているのは嬉しい。それでいてクラシック機も多めだ。機種や新旧のバランスは悪くないが、地域は欧州に偏っている。こればかりはドイツのブランドなので仕方ない。久々のエアリンガスの大型機は意外だ。もう出ないかと諦めかけていただけにサプライズだ。
以下にいつも通り個人の興味度合をリストにした。