2014/08/27

主力機の世代交代(アジア編)

【JAL】にとっての往年の主力機と言えばジャンボ機。一時は世界最大のジャンボ機を就航させる会社となりましたが、太陽のアークを纏ったB747-400を最後に全機退役してしまいました。現在の主力機は国内・国際線ともに活躍するB777-300(ER)。B787も話題ですがスター性から言えばB777でしょう。そして2019年以降に導入予定のA350は将来の主力機になるのかも知れません。

【ANA】も主力機だったB747-400は2014年3月末をもって全機退役しました。最後まで活躍した国内線用B747-400Dは全国各地でさよならフライトが行われ、まだ記憶にも新しいと思います。そして現在の主力機はJALと同様B777-300(ER)でしょう。ANAでは昔からトリプルセブンの名で親しまれています。また2020年以降も引き続き大型機にB777の後継機B777-900/1000を発注したので今後もしばらく主力の座に鎮座するものと思われます。

 【キャセイパシフィック航空】は現在もジャンボ機が第一線で活躍しているので主力機と言えよう。しかしここでもジャンボの退役へのカウントダウンは始まっており、主力の座はB777-300ERなど双発機へシフトしつつある。B777-900/1000やA350をすでに発注しているのでこれらの運用開始と同時に一気に世代交代となろう。キャセイの塗装にジャンボのシルエットはとても似合うので非常に残念だが時代の流れなので仕方ない。

【シンガポール航空】の現在の花形機は何と言ってもA380だ。世界で最初に就航させた時のインパクトは相当なもので航空会社のブランド力をさらに高めたのは言うまでもない。A380就航前の主力機はやはりジャンボだ。B747-300は「BIG TOP」、B747-400は「MEGA TOP」とそれぞれ愛称が付けられ親しまれてきた。常に最新の大型機を積極的に導入し続け世界有数の航空会社となり得たシンガポール航空は今後も目を離せない存在だ。

【マレーシア航空】とシンガポール航空はもともとマレーシア・シンガポール航空という一つの航空会社だったが1972年に両社が分離。そしていずれも世界的な航空会社となった。しかし今年(2014年)マレーシア航空は2機のB777-200と多数の乗客を失ってしまった。一方は未だ消息が不明のままだ。ここにきて両社の明暗が分かれようとしている。マレーシア航空でもかつての主役だったジャンボからA380に花形を譲っている。塗装変更もされさらなるブランド力をつけようとしていた矢先の出来事だっただけに残念だ。経営再建で復活を祈りたい。

【エバー航空】の現在の主役はまだB747-400だ。しかし2016年までに全ての退役が予定されている。近年B777-300ERを導入してからはこちらに主役が移るだろう。既に保有機数ではジャンボ機はわずかとなり静かに余生を送っているといったところだ。写真モデルはB777-300ERが未収のためA330-200を手前に置いた。こちらはエバー航空で2番目の勢力機だ。まだしばらくはジャンボ機が健在ということでどこかで実機を記憶に収めておきたい。