2017/01/30

☆未リリースの美しいエアライン!(Vol.3 アジア)

第3弾はアジア(西アジア=中東を除く)。とは言え、東アジア、東南アジア、南アジア、中央アジアと、それぞれ地域によりバラエティーに富んでおり、この中から特にモデル化を期待したいものを厳選してみた。

+Asia Atlantic Airlines/アジア・アトランティック・エアラインズ B767-300ER
旅行会社H.I.S.がタイのバンコクに設立したチャーター専門のエアライン。日本の各空港から通常は直行便のないアジア各地への便を主に提供している。尾翼の「AAA」デザインを上手く配している。


© Maximilian Kramer

+Lao Airlines/ラオス国営航空 A320
ラオスのワットタイ国際空港をベースとする同国のフラッグキャリア。現在はマレー半島各地の他、中国、韓国への路線を持っている。尾翼のプルメリアの花柄と青のコントラストが映える。



© Luo Chun Hui

+Spring Airlines Japan/春秋航空日本 A320
中国のLCC春秋航空などが出資して日本で展開したLCC。日本の大手2社(JAL、ANA)から出資を受けない2社目(他にエアアジア・ジャパン) のLCCである。同系色のパターンだけで上手くデザインされている。


© Kazuchika Naya

+Tibet Airlines/チベット航空 A330-200
中国チベット自治区、ラサに本拠地を置くエアライン。 2011年にA319のみで運行を開始したが、大型機A330-200を導入するなど今後の成長が期待される。チベット密教をイメージさせる大胆な虹色が印象的だ。


© XU JIAN

+Cambodia Angkor Air/カンボジア・アンコール航空 Airbus A321-200
カンボジアのプノンペン国際空港を拠点とする同国のフラッグキャリア。ベトナム航空が49パーセント出資(残り51パーセントはカンボジア政府) しており、同社とコードシェアを行っている。アンコールワットをデザインした尾翼とパープルで上品にまとめている。


© RuiQI Liang

+Air Costa/エア・コスタ E190
インドのヴィジャヤワーダに本拠地を置くリージョナルエアライン。ヴィジャヤワーダ空港およびチャンナイ国際空港をベースに近距離の路線を展開している。シルバーをベースにスタイリッシュな印象にまとめている。


© Alejandro Hernández León

+IndiGo/インディゴ A320
インド、デリー近郊のグルガーオンを拠点とするLCC。2006年に設立されて以来アジアで最も急成長したLCCのひとつとされる。インド国内線の他、タイやUAEなどへの国際線も展開している。アメリカのLCC、JetBlueに似たデザイン印象を受けるが、インドとGoを掛け合わせたブランド名がおもしろい。


© Suparat Chairatprasert

+Batik Air/バティック・エア B737-900ER
インドネシアのジャカルタを拠点とするエアライン。LCCであるライオン・エアがフルサービスを行うエアラインとして2013年に立ち上げたブランドである。インドネシアの民族衣装などで使われる色や模様を配し高級感を演出したデザインがいい。


© Zulfandi Abbas

+Kalstar Aviation/カールスター・アヴィエーション B737-500
インドネシア、カリマンタン島にあるスパディオ国際空港をベースとするリージョナルエアライン。 カリマンタン島内各地を中心に、ジャカルタなどジャワ島、小スンダ列島への路線を展開している。尾翼に大きく配された花(ラフレシアのような)が印象的だ。


© Andika Primasiwi

+Maldivian/モルディビアン A321-200
モルディブの首都マレを拠点とする同国のフラッグキャリア。モルディブの島嶼路線及び、インドや中国などへの国際線も展開している。イルカが飛び跳ねる尾翼デザインが特徴的。


© Yimeng Zhang

+Air KBZ/エア・カンボーザ ATR 72
ミャンマーのヤンゴン国際空港をベースとするリージョナルエアライン。同国の大手財閥カンボーザ(KBZ)グループが2010年に立ち上げ運行している。尾翼に描かれた仏教的なキャラクターロゴがユニークだ。


© Clément Alloing

+Mann Yadanarpon Airlines/マン・ヤダナルポン・エアラインズ ATR 72
ミャンマーのマンダレー国際空港をベースとするリージョナルエアライン。2014年に運航を開始し、現在はATR72を2機保有している。近い将来タイへのチャーター便就航を予定している。尾翼のパゴダ(仏塔)のデザインが綺麗だ。


© pipitsombat

+Buddha Air/ブッダ・エアー ATR 72
ネパールのトリブヴァン国際空港をベースとするエアライン。ネパール国内の他、インドのバラナシ、ブータンの首都パロへの路線も展開している。尾翼と胴体で鳥が羽ばたくデザインをバランスよく連続させている。


© Clément Alloing

+Nepal Airlines/ネパール航空 A330-200
ネパールのフラッグキャリア。元ロイヤル・ネパール航空と呼ばれていたが、国の王国制度廃止に伴い名称からも「ロイヤル」が削除された。EUへの乗り入れ禁止エアラインに指定されているため、国際線は近隣アジアの数か所に限定されている。国旗をデザインした塗装だが、新塗装になってから躍動感あるものになった。※写真はA320だが2017年9月にA330-200を受領予定


© Wong Chi Lam

+Shaheen Air/シャーヒーン航空 A330-300
パキスタンの首都カラチにあるジンナー国際空港をベースとするエアライン。 パキスタン国内線の他、ペルシャ湾岸の各国への国際線を持っている。中国や欧州などへの路線展開も計画中だ。コバルトブルーに金の鳥をあしらった塗装だが、嫌味がなく高級感あるデザインでまとまっている。


© Jet92

+Spirit of Manila Airlines/スピリット・オブ・マニラ航空 MD-83
フィリピン、ルソン島にあるクラーク国際空港をベースとしていたLCC。2011年に台湾の台北へ就航を開始したが、利用客が伸びず遅延やキャンセルが相次ぎ、わずか3か月で運行を停止してしまった。想像上の鳥のような尾翼ロゴがメタリック調のブルー系と合わせて品のあるデザインとなっている。

Spirit Of Manila Airlines MD-83 

2017/01/24

☆未リリースの美しいエアライン!(Vol.2 東欧・ロシア)

第2弾は旧東側陣営の国のエアライン!特にロシアには多数のエアラインが存在するが、詳細が不明なものなどここで紹介できないものも多い。そんな中で4つを紹介する。

+SmartWings/スマートウィングズ B737-800
チェコのチャーターエアライン、TravelServiceが運航するLCC。ヨーロッパ各地やロシアの他、中東や北アフリカの一部へも就航している。


© Bram Steeman

+Airzena Georgian Airways/ジョージアン・エアウェイズ B737-700
ジョージア(旧称グルジア)の首都トビリシを拠点とする同国のフラッグキャリア。
アルメニアや西アジアの他、アムステルダムとウィーンへも就航している。


© Fedor Kabanov

+Angara Airlines/アンガラ航空 An-148
ロシア、イルクーツク国際空港をベースとするリージョナルエアライン。中央・東部シベリア地域に路線を持っているほかチャーター便もあり、成田と関空への飛来実績もある。


© Maksimus

+Yakutia Airlines/ヤクーチヤ航空 B737-800(標準塗装)
ロシア、東シベリア地方のヤクーツク空港をベースとするエアライン。ロシア国内および東アジアの一部へ定期就航しているほかヨーロッパへのチャーター便もある。日本へも近年は連年飛来している。


© Fedor Kabanov

☆未リリースの美しいエアライン!(Vol.1 ヨーロッパ)

1/500で未だリリースされていないエアラインモデルの中で、特にモデル化を希望したい美しいデザインのエアラインを紹介していきたいと思います。今回はヨーロッパのエアライン。本拠地がヨーロッパ以外の統治領にあるものも含みます。

+French Blue/フレンチブルー A330-300
フランスのパリ・オルリー 空港をベースにドミニカやレ・ユニオン(予定)などレジャー路線を結ぶ長距離LCCである。現在1機体制だが、A350をオーダーしており今後の拡張が期待される。


© Guillaume

+Air Caraïbes/エア・カライベス A350-900
フランス領グアドループ(海外県)にあるポワンタピートル国際空港をベースに、カリブ地域のリージョナル路線及びパリ・オルリー空港を結ぶ路線を展開。まもなくA350が就航する予定だ。


© Clément Alloing

+La Compagnie/ラ・コンパニー B757-200
フランスのシャルル・ド・ゴール空港をベースにニューヨーク(ニューアーク・リバティー国際空港)を結ぶ路線を展開。全席がビジネスクラスというのが最大の特徴だ。


© Marcel Hohl

+Air Corsica/エア・コルシカ A320
フランス、コルシカ島にあるナポレオン・ボナパルト空港をベースとするリージョナルエアライン。コルシカ島内路線およびコルシカ島とフランス本土の各都市を結ぶ路線を展開している。


© Alexander Listopad

+Corsair International/コルセール・インターナショナル B747-400(現行塗装)
フランスのパリ・オルリー空港をベースとするエアライン。TUI航空のグループエアラインでもある。フランスの海外県をはじめ、北米、アフリカなどへ定期便とチャーター便を就航させている。


© Stefan Mieszkowski

+SATA Air Azores/SATAインターナショナル Dash 8-Q400
ポルトガル領アゾレス諸島にあるポンタ・デルガダ空港をベースとするリージョナルエアライン。アゾレス諸島内各地を結ぶ路線と、スペイン領カナリア諸島へも路線を持っている。


© Fábio Abreu

+Volotea/ボロテア B717
スペインのアストゥリアス空港をベースとするLCC。ヨーロッパ各地への季節路線と通年路線を持っている。現在大多数を占めるB717は近い将来A320ファミリーに置き換えられる予定だ。


© Mario Ferioli

+Monarch Airlines/モナーク航空 A321-200(標準塗装)
イギリス、ルートン空港をベースとするLCC。創業時から名称を変えていないイギリス最古のエアラインだ。地中海沿岸地域を中心とする定期便のほか、カリブ方面への季節便も運行している。


© Kim Philipp Piskol


2017/01/15

幻の大韓航空A380は今!?ヘルパ社に聞いてみた!

ヘルパが2011年にリリースを予定していた大韓航空のA380。世界中の多くのファンが待ち望んでいただろう。しかしいつの間にかリリースはキャンセルとなり今に至っている。
理由は様々憶測が飛んでいるが、真相を突き止めるべく 、また将来リリースの可能性を探るべくヘルパ社へ質問してみた。

以下が回答だ。

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<原文/英語>

Dear Sir,

Thanks a lot for your enquiry.

Unfortunately, there has been no progress concerning a new agreement for trademark useage of Korean Air Lines.
Please be assured that we would love to get approval from Korean Air, and very often receive requests for models of the airline.
However, as things are now, we are not allowed to do anything. However, never say never.
We are doing what we can and also keeping our fingers crossed for the future.

For further questions, please do not hesitate to contact us again.

Mit freundlichen Grüßen / Best regards


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<日本語訳(抜粋)>

~省略~
残念ながら大韓航空の商標使用権に関して現在のところ進展がありません。
大韓航空のモデル化を望む声は絶えず届いており、(ヘルパ社としても)早く承認が下りて欲しいと願っていることはご理解下さい。
しかし今のところこの件に関して何もする術がありません。
それでも絶望視しないで下さい。
今できる限りの行動はとっています。
そして将来リリースできることを祈り続けています。
~省略~

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やはり噂通り商標使用権が下りないことが問題のようです。
実際に大韓航空のモデル化に関して多くの問い合わせがあるようなので、この問題さえクリアされればすぐにでもリリースが期待できるでしょう。
そういえば去年、ヘルパウイングスの担当者とファンとの間のオンラインフォーラムが開かれました。その中でもファンから大韓航空の話題が投じられたのを思い出しました。その時は上手く濁してその場を収めていたようでした。
とにかく今年後半でリリース発表があることを期待したいと思います。