2014/12/13

元祖!日本航空B747-100☆JALリゾッチャB747-300が仲間入り

ここ最近、往年の日航機コレクションの入手が相次いだ。コレクションを始めた頃は、国内航空会社のモデルは高嶺の花でなかなか数を集められなかった。しかし色んな入手ルート(中古取り扱い店やオークションなど)を知るうちにこれまで入手できなかったモデルを安価で揃えられるチャンスが訪れたというわけだ。
まず日本航空の華々しいジャンボ機デビューを飾った初代747(B747-100)である。当時としては世界でも早い段階(1966年)での導入を決定した。もちろん太平洋を横断する長距離国際線での競争力をつけることが目的だったようである。東京~ニューヨークの直行便を実現させたのは、航続距離を延ばしたB747-200導入からである。ジャンボ機デビューは当時、国際的メジャーエアラインとしての登竜門だった。大手エアラインはこぞって747を導入し始め、あっという間に世界中に普及した。747を持つことはステータスでありブランドでもあった。長きに渡り日本航空でも看板機として君臨したが、折りしも東日本大震災のあった2011年に全機が退役してしまった。日航機墜落事故など負の記憶も残したが、それだけ多く日本の空を飛んでいた証拠でもあろう。偉大なジャンボ機の記念すべき初号機モデルである。


そしてもう一つJALが作り出したリゾート路線向けのブランド「リゾッチャ」塗装のジャンボである。当時の流行語にもなったこのリゾッチャは、バブル経済真っ只中の日本を象徴する記憶でもある。なんとも豊かな時代を思い出す明るいポップな塗装は、今ではちょっと考えられないもうひとつのJALの姿だ。今こそこんなブランドがあったら日本も少しは明るくなるのにと思ってしまう。リゾッチャ終焉の頃、この塗装にされる機体は退役行き近しと囁かれていたのも事実である。行き場を失った旅客機の最後の花道とも映る陰のイメージもあったのである。2代目鶴丸の現時点で唯一の所有モデルとしても貴重な一品だ。

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