長らくベアメタルボディが特徴だったアメリカン航空の機体デザインが最近急速に新しいものに変わりつつある。太陽に照らされた金属ボディはいかにもアメリカンという感じでお気に入りだったのでちょっと残念だ。しかし、機体素材がもはや金属ではなくなりつつある近年、いつまでも無塗装というわけにもいかなくなったのでろうか。それにしてもデザインの発送はブリティッシュエアウエイズそのものである。ちょっと芸がなくこれもまた残念だ。
とはいってもアメリカらしさはしっかり残している。なんといっても尾翼にでかでかと配された星条旗はいかにもアメリカだし、ボディに記されたロゴタイプも悪くはない。逆にちょっと上品さは出ているかもしれない。それでも頭文字のAAにイーグルの羽をミックスさせた伝統のマークを捨ててしまったのは特に残念だ。アメリカン航空の従業員からもCIの変更には多数の反対もあったという。ブランドの浸透のためか、アメリカンイーグルも同じデザインになってしまった。
さて、モデルのB737-800はボーイング小型機の中で現在最も普及している機体だ。競合機種のエアバスA320と比べてシャープな印象だ。アメリカ国内はもちろん近隣の中・南米地域への路線でも活躍している。特にアメリカ中西部や南米には高地に位置する離着陸の難しい空港も多い。そんな地ではこの機動性の高いB737は重宝される。小型機ながら現在のアメリカンの勇士を感じるモデルだ。
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