南米のエアラインモデルは1/500ではかなり少数派だ。理由のひとつとしてコレクター市場として南米の規模が小さいことがあげられる。そしてもうひとつは南米のエアラインは非常に流動的で、例えばここ10年位の間でもめまぐるしく勢力図が変わっている。モデル化には航空会社とのロイヤリ
ティー契約が必要で、吸収合併がめまぐるしいと企画すら難しい現状があろう。
さて、今回入手できたのは南米最大規模を誇っていたヴァリグ・ブラジル航空のB737-800だ。本当はかつて日本へ乗り入れていたDC-10やB747が欲しかったが、モデル自体が少数であるため、今となっては国内市場にほぼないといってもいい。
塗装は1994年以降のもので、つい最近まで日本でもおなじみだったはず。伝統の尾翼デザインは灼熱の太陽かと思っていたが、実際にはコンパス(羅針盤)を表しているらしい。B737-800と言えば日本でもJALやANAの中・近距離路線機でおなじみだ。世界で最も普及しているエアバス社のA320ファミリーに対抗するボーイング社の競合機。見た目はA320よりもずっとスマートでフォルムはいい。
ヴァリグ・ブラジル航空がダウンサイジングを開始し始めた頃の主力機だが、できればバンバン大型機を飛ばしていた頃の最盛期のモデルもぜひ入手したいものだ。
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