ヨーロッパには大小さまざまな形態のエアラインが存在する。ナショナルフラッグはもちろん、LCC、チャーター専門、リース専門など・・・。
1/500の世界ではメーカー最大手のヘルパ社がドイツにあることから欧州機のリリースは非常に充実している。今回はそんな中で地中海沿岸地域をメインに就航する2エアラインのモデルを入手できた。
ひとつは、現在ギリシャ最大のエアラインとなったエーゲ航空だ。モデルのA321は同社最大の機種である。かつてギリシャのナショナル・フラッグであるオリンピック航空との吸収案がささやかれたが、この話はまとまらず現在に至っている。尾翼のデザインはエーゲ海を飛び交う海鳥を正面から見たイメージだろうか。ギリシャの紺碧の海、蒼い空、白い建物が思い浮かぶ、シンプルながらいいデザインだと思う。
もうひとつは、イタリア半島南にあるシチリア島の更に南に浮かぶ島国、マルタ共和国のナショナルフラッグキャリアであるマルタ航空。最近塗装変更を行いその真新しいデザインになったばかりのA320だ。以前は赤いマルタ騎士団の紋章を描いた尾翼が印象的なシンプルなデザインだったが、新塗装ではそれを継承しつつ、地中海やまぶしい太陽などマルタという国をよりイメージさせるものとなった。
2モデルともヨーロッパでもモデル化に恵まれにくいエアラインだけに貴重な存在となりそうだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿