2015/08/01

ロシア機最後の大型旅客機☆アエロフロート・ロシア航空 IL-96

大型の旅客機と言えばB747やA380が思い浮ぶ。急成長する航空需要に対応するため、つい最近までメーカーが競って大型機開発に力を入れていた。しかしリーマンショック後、各エアラインが大型機を購入するリスクを回避するため、また高騰する燃料費に対応するため、こぞって機体のダウンサイジングを始めた。西側の機体に追いつけ追い越せのロシアも例外ではなく、今ではすっかり大型機開発の熱は冷めている。A330-200程度のボディに4発のエンジンを配したIL-96という機種がロシア機最後の大型旅客機と言われて久しい。
さて、今回のモデルは2009年にヘルパからリリースされたアエロフロート・ロシア航空の現行塗装のIL-96だ。この塗装Verはかなり市場ではレアとなっていて非常に入手困難である。たまたまオークションで適価で落札できたのはラッキーだった。既に定期運用を退いているようだが、シェレメーチエヴォ国際空港で今年2015年に撮影されたと思われる写真がネット上で見られる。恐らく予備機としては保有しているのだろう。今風の塗装を纏ったIL-96は今にも飛びたちそうなほどに輝いて見える。引退したのは残念だ。
B787程度の機体に4発のエンジンというのはどう考えても今の時代にマッチしない。間もなくこの世から姿を消しそうだが、バランスのとれたこの美しいスタイルはモデルで残しておきたい。

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