新興エアラインが立ち代り入れ替わりのインドの中で、ずっと君臨するナショナル・フラッグ、それがエア・インディア。最近では日本路線でもB787を投入するなど機材の世代交代が始まってるが、最近まで成田などではジャンボ機が定番だったはず。大きな機体に灼熱のインドを表現しているかのような明るい機体デザインはどこから見ても良く目立っていた。ドリームライナーになってから、デザインがちょっと控えめになったような変更が成され少し残念だ。
さてこのモデル、実は結構レアものである。少し古いInflight500製のモデルで、出来は申し分ない。ヘルパからもOG時代に同型機が出たことがあるが、出来は比べるまでもない。Inflight500のモデルはどれも作りにメリハリがありシャープでバランスが良く美しい。何度もこのブログでも書いてきたが、こんな素晴らしいブランドがなくなったのはコレクターにとって非常に残念だ。エア・インディアの機体デザインはこの暑苦しいくらいの派手さが◎である。しかしただ単に派手というだけでなく、窓枠がインドの宮殿をイメージしたデザインになっていたり、エンジンカウルにも尾翼と同じ柄が入っていたりと結構凝っている点に注目したい。この柄だが、灼熱の太陽ではなくコナラーク寺院にある車輪のレリーフと白鳥の組み合わせだそうだ。あまり知られていないだろう。
もう日本への乗り入れもなくなったエア・インディアのジャンボ機。記憶に留めておきたい貴重な一品だ。
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