今年は何かと話題にのぼったスカイマークのA330がクロスウイング企画で商品化された。国内エアラインの1/500モデルは全て航空会社企画か専門店企画の商品しかない。ここ最近、ヘルパを含めアベノミクス効果と中国の人件費高騰のあおりを受け値上がりが著しい。航空会社ブランドの商品の一部は異常なまでの高騰を見せている。そんな中今回のスカイマークは良心的な価格設定なのかも知れない。
スカイマークと言えば昨年まで超強気の成長戦略で進んでいた。ところが今年になり一転、A380の支払いが困難な状況と判断され、エアバス社との間で契約破棄されたことは記憶に新しい。しかし多くの国内LCCが大手傘下での運営となっている中、唯一ともいうべく独立系を貫き通していることは評価できる。日本の航空業界におけるそんなスカイマークの存在意義を強調する精神は好感が持てる。
さて、A330型機は現在世界で最も普及した中・大型機と言えるだろう。日本ではこのクラスの旅客機は長年ボーイング社の独占だったためこれまで皆無だった。世界から見れば不可思議なまでの市場だ。そんな状況を破ったのも独立系を貫くスカイマークだ。A380騒動で暗いニュースが飛び交う中、A330の就航は明るい話題だ。1992年に初飛行して以来22年ぶりに日本の空を飛ぶことになったスカイマークA330は日本のLCCの未来をも背負っている。
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