第3弾はアジア(西アジア=中東を除く)。とは言え、東アジア、東南アジア、南アジア、中央アジアと、それぞれ地域によりバラエティーに富んでおり、この中から特にモデル化を期待したいものを厳選してみた。
+Asia Atlantic Airlines/アジア・アトランティック・エアラインズ B767-300ER
旅行会社H.I.S.がタイのバンコクに設立したチャーター専門のエアライン。日本の各空港から通常は直行便のないアジア各地への便を主に提供している。尾翼の「AAA」デザインを上手く配している。
© Maximilian Kramer
+Lao Airlines/ラオス国営航空 A320
ラオスのワットタイ国際空港をベースとする同国のフラッグキャリア。現在はマレー半島各地の他、中国、韓国への路線を持っている。尾翼のプルメリアの花柄と青のコントラストが映える。
© Luo Chun Hui
+Spring Airlines Japan/春秋航空日本 A320
中国のLCC春秋航空などが出資して日本で展開したLCC。日本の大手2社(JAL、ANA)から出資を受けない2社目(他にエアアジア・ジャパン) のLCCである。同系色のパターンだけで上手くデザインされている。
© Kazuchika Naya
+Tibet Airlines/チベット航空 A330-200
中国チベット自治区、ラサに本拠地を置くエアライン。 2011年にA319のみで運行を開始したが、大型機A330-200を導入するなど今後の成長が期待される。チベット密教をイメージさせる大胆な虹色が印象的だ。
© XU JIAN
+Cambodia Angkor Air/カンボジア・アンコール航空 Airbus A321-200
カンボジアのプノンペン国際空港を拠点とする同国のフラッグキャリア。ベトナム航空が49パーセント出資(残り51パーセントはカンボジア政府) しており、同社とコードシェアを行っている。アンコールワットをデザインした尾翼とパープルで上品にまとめている。
© RuiQI Liang
+Air Costa/エア・コスタ E190
インドのヴィジャヤワーダに本拠地を置くリージョナルエアライン。ヴィジャヤワーダ空港およびチャンナイ国際空港をベースに近距離の路線を展開している。シルバーをベースにスタイリッシュな印象にまとめている。
© Alejandro Hernández León
+IndiGo/インディゴ A320
インド、デリー近郊のグルガーオンを拠点とするLCC。2006年に設立されて以来アジアで最も急成長したLCCのひとつとされる。インド国内線の他、タイやUAEなどへの国際線も展開している。アメリカのLCC、JetBlueに似たデザイン印象を受けるが、インドとGoを掛け合わせたブランド名がおもしろい。
© Suparat Chairatprasert
+Batik Air/バティック・エア B737-900ER
インドネシアのジャカルタを拠点とするエアライン。LCCであるライオン・エアがフルサービスを行うエアラインとして2013年に立ち上げたブランドである。インドネシアの民族衣装などで使われる色や模様を配し高級感を演出したデザインがいい。
© Zulfandi Abbas
+Kalstar Aviation/カールスター・アヴィエーション B737-500
インドネシア、カリマンタン島にあるスパディオ国際空港をベースとするリージョナルエアライン。 カリマンタン島内各地を中心に、ジャカルタなどジャワ島、小スンダ列島への路線を展開している。尾翼に大きく配された花(ラフレシアのような)が印象的だ。
© Andika Primasiwi
+Maldivian/モルディビアン A321-200
モルディブの首都マレを拠点とする同国のフラッグキャリア。モルディブの島嶼路線及び、インドや中国などへの国際線も展開している。イルカが飛び跳ねる尾翼デザインが特徴的。
© Yimeng Zhang
+Air KBZ/エア・カンボーザ ATR 72
ミャンマーのヤンゴン国際空港をベースとするリージョナルエアライン。同国の大手財閥カンボーザ(KBZ)グループが2010年に立ち上げ運行している。尾翼に描かれた仏教的なキャラクターロゴがユニークだ。
© Clément Alloing
+Mann Yadanarpon Airlines/マン・ヤダナルポン・エアラインズ ATR 72
ミャンマーのマンダレー国際空港をベースとするリージョナルエアライン。2014年に運航を開始し、現在はATR72を2機保有している。近い将来タイへのチャーター便就航を予定している。尾翼のパゴダ(仏塔)のデザインが綺麗だ。
© pipitsombat
+Buddha Air/ブッダ・エアー ATR 72
ネパールのトリブヴァン国際空港をベースとするエアライン。ネパール国内の他、インドのバラナシ、ブータンの首都パロへの路線も展開している。尾翼と胴体で鳥が羽ばたくデザインをバランスよく連続させている。
© Clément Alloing
+Nepal Airlines/ネパール航空 A330-200
ネパールのフラッグキャリア。元ロイヤル・ネパール航空と呼ばれていたが、国の王国制度廃止に伴い名称からも「ロイヤル」が削除された。EUへの乗り入れ禁止エアラインに指定されているため、国際線は近隣アジアの数か所に限定されている。国旗をデザインした塗装だが、新塗装になってから躍動感あるものになった。※写真はA320だが2017年9月にA330-200を受領予定
© Wong Chi Lam
+Shaheen Air/シャーヒーン航空 A330-300
パキスタンの首都カラチにあるジンナー国際空港をベースとするエアライン。 パキスタン国内線の他、ペルシャ湾岸の各国への国際線を持っている。中国や欧州などへの路線展開も計画中だ。コバルトブルーに金の鳥をあしらった塗装だが、嫌味がなく高級感あるデザインでまとまっている。
© Jet92
+Spirit of Manila Airlines/スピリット・オブ・マニラ航空 MD-83
フィリピン、ルソン島にあるクラーク国際空港をベースとしていたLCC。2011年に台湾の台北へ就航を開始したが、利用客が伸びず遅延やキャンセルが相次ぎ、わずか3か月で運行を停止してしまった。想像上の鳥のような尾翼ロゴがメタリック調のブルー系と合わせて品のあるデザインとなっている。
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