とうとつな話題ですが、みなさんどうされてますか?
旅客機のダイキャストモデルプレーンが世界的ブームとなった2000年代初め頃、空港のショップや模型店、百貨店はもちろん、東急ハンズやキディランドといった店にもちゃんとコーナーがあり、ケースにきれいに並べて展示されていた。当時はまだコレクションをしていなかったが、通りすがりにもその美しさに惹かれ、思わず見入ってしまったのを思い出す。
模型においてダイキャスト完成品模型はまだ歴史が浅い。最老舗であるドイツのヘルパ社が「ヘルパウイングコレクション」としてブランドを立ち上げたのは90年代半ば。その後StarJets、BigBird、C&C、Inflight500、Hogan、Aero500、sky500などが1/500スケールに参入した。
ブームが落ち着き2010年前後にこれらほとんどのメーカー(ブランド)が消えていった。競合が減った分ヘルパの定期リリースはその種類を増やしてきてはいる。
現在1/500をリリースしているのは事実上ヘルパ、Aero500、sky500、Hoganの4社。ヘルパ以外の3社の特徴は、Aero500はズバリ大型機や特別塗装機が中心、sky500も似た傾向だが通常塗装機でもヘルパがあまりリリースしないアジアの航空会社などが多い。Hoganは一般市販品よりも航空会社との専売契約でインフライトモデルを中心にリリース。全日空やJALの商品も現在はHogan製だ。いずれもヘルパの商品よりも少しディテールが良い分値段も3割増し位だ。一方ヘルパも競合他社に引けをとらないクオリティを引き出しつつ一定の数を出してくる。またヨーロッパや北米以外の航空会社モデルの多くは限定品だ。一般品もかつてよりロッド数は少なく、予約段階で完売なんてのも多々ある。
さて肝心なのはどこで手に入れるかだが、最近では取扱店が極めて限られる。はっきりいってネット通販を駆使しなければ欲しいモデルを入手するのは難しいかも知れない。できればリアル店舗でものを吟味して買いたい。それもそのはず、ほとんどがハンドメイドといっていいほどの芸術品なのだ。だから個体差がありエラーもある。しかし残念ながら通販ではない専門店は東名阪に数えるほどしかない。国内最大手はクロスウイング。本店は岡山の倉敷にあり、ここの在庫は一見の価値がある。専門店以外では大手家電量販店などだが、基本的に商品の入れ替わりが早くレアな在庫品に出会うチャンスはめったにないだろう。今はなきStarJetsやBigBirdなどの商品は百貨店の模型売り場に少量の在庫がある場合もある
が、基本的にはオークションなどに頼る他ない。海外オークションのeBayには豊富な商品が出品されている。慣れたら今のヤフオクシステムより数倍使い勝手がよく、送料もドイツやイギリスからの定形外郵便なら数百円で送ってくれる売り手もいる(経験からして北西ヨーロッパからは一般郵便でも信頼性が高い)。相対的にアメリカやアジアからは送料が高い(一般郵便の信頼性が低いためか売り手がDHLなど民間の運送サービスを利用したがる)。
最後に海外のショップだが、こちらは未経験で実情が知らないが、香港とドイツが本場らしい。またこれらのショップの多くは通販も行っており日本への発送も可能だ。ただ当然だがショップなので無保険の郵便は使わず、民間運送サービス限定なので送料は高い(ヨーロッパからの場合3000円位〜)。しかし販売価格が円安とは言え日本の感覚からするとかなり安い場合が多いので、複数個の購入なら損はないだろう。経験からして送料込みの総額がおおむね1万3000円未満なら関税はかからない。
どうでしょう。なかなか集めるのも奥が深いダイキャストモデルプレーンの世界。これまで集めたコレクションの内訳は、専門店(空港・百貨店含む)40%、家電チェーン店30%、リサイクル店10%、国内オークション10%、海外オークション10%といったところ。
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