パンナムが輝かしい躍進を遂げていた時代、最も象徴的な機と言えばこの747SPだろう。短胴のずんぐりとしたジャンボ機はニューヨーク〜東京間をノンストップフライトするために導入された。当時の日本人にとってパンナムを代表する顔と言っても良い。通常の747と比べひと回り大きな垂直尾翼は機体の短さと比して一段と大きく感じさせ、特徴的なパンナムマークが際立っている。モデル機の愛称は「Clipper Freedom」。アメリカンドリームを感じさせるニックネームを背負い、何度太平洋を横断したのだろうか。当時これに乗ることができた日本人は限られていただろう。それだけにあこがれの象徴だったかも知れない。
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