2015/09/21

チャイナエアライン☆現在のフラッグシップB777-300ER!

1/500の世界ではヘルパがほぼ寡占状態である。したがってヘルパがリリースしないエアラインは事実上入手困難モデルとなる。チャイナエアラインもそのひとつだ。過去には航空会社発注の特注モデルでの流通はあったが近年は全然。ところが今年2015年、sky500に続きAero500、JCWingsと3社からたて続きにリリースがあり盛り上がりを見せた。どれも日本で入手しようと思うと円安の影響もあり法外なほどに値段が高く、香港からの個人輸入で入手した。
チャイナエアラインと言えば台湾最大の老舗エアラインであり、少し昔は中華航空の名で知られていた。また成田や関空には決まって大型のB747で顔を見せていたが、アジアの他のエアライン同様、今では小型機を多発する傾向が強い。また同社のフラッグシップもB747からすっかりB777へシフトしている。
今回入手したモデルはAero500製のものだ。sky500からも同じ機体モデルがリリースされたが、こちらの方が実機に忠実なカラーリングに見える(sky500は尾翼の梅の花びらが濃い/私見)。主に桃園国際空港と北米を結ぶ長距離路線で使用されているようだ。細かなマーキングが施されたAero500の出来はなかなかいい。世界のコレクターの評価もsky500より軍配が上がっている(Wings900のBBSより)。
どっしり重量感あるバランスのとれた777のフォルムに、やわらかいトーンのカラーリングがとてもマッチしている。久々の大型機777はやはり見栄えがする。

2015/09/12

続ALWAYSに登場の4発プロペラ機☆日本航空DC-6B

いまさら入手不可能だと思っていた幻のモデルを突然入手した。映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」で羽田空港のシーンで登場する日本航空のプロペラ旅客機だ。
モデルはまだ鶴丸ロゴも採用されていなかった1950年代中期の設定だろうか。独特のシンプルなロゴが機体前部と尾翼上に配されている。客窓に沿うチートラインのパターンは往年の日航機でおなじみのものだ。前に突き出した大き目のノーズギアがクラシカルなアクセントになっている。全体を見てロシア機IL-18のフォルムにそっくりなことに気づいた。後者はサイズこそ大きいが、もしやコピー機かと思ったが、調べてみるとこちらの試作機は40年代に遡るとのこと。この時代の流行の形なのだろう。
かなりレアなモデルだと思うが、なんと1000円でお釣りが戻る価格だった。箱も比較的きれいでモデルは申し分ない。虫の知らせで少し遠くにある大手リサ イクルショップにたまたま行って発掘!こういうショップで発見できる確率は、個人的な経験だが国際空港までの距離に比例するようだ。もちろん近いほうがラ インナップが豊富だ。ネットでは味わえない足で稼ぐコレクションの醍醐味は健在である。

2015/09/06

ラストダグラス大型旅客機☆KLMオランダ航空MD-11☆

2000年代初めまでは日本でもたくさん見られた3発機。今では一部貨物型を残し、旅客型は絶滅している。昨年2014年、最後の旅客型MD-11が最終フライトを終えた。それが今回ヘルパから限定でリリースされたフェアウエルモデルだ。実はヘルパがこのような引退を記念してモデル化するのは珍しく、欧州で大きな話題となり反響が大きかった証かもしれない。
話題のモデルだけにリリースと同時に売り切れていたため諦めかけていたが、最近になって行きつけのショップで最入荷があったらしく予約なしで運よく入手できた。もちろんディスプレイもされておらず、店員にダメもとで聞いてみたところあるとのことだった。ひょっとすると一見客なら売ってくれなかったのかも知れない。
ヘルパのMD-11はかなり久々のリリースだ。最近のヘルパ製品はスタンド対応のモールドに変更されているが、このモデルは非対応の旧モールドのようだ。今後の製品展開を考えるとMD-11はもう過去の機材ということだろうが、できればこういう人気クラシック機も新金型にして積極的な展開をしてもらいたい。まさに一回限りの記念モデルといった感じだ。その方が確かにプレミア感はあるが・・・。
モデルとなった機体は既に米モハーベ砂漠に葬られてしまったが、モデルはいつまでも最後の姿を留めてくれる。