2014/11/09

世界最大のリージョナルエアライン「アメリカン・イーグル」のATR-72

アメリカン航空のリージョナル路線を運航しているエアラインは2つある。ひとつはアメリカン・イーグル、そしてもうひとつはアメリカン・コネクト。現在、どちらも機体デザインはアメリカン航空と共通化されていて、一見して見分けはつきにくい。旧デザインにおいてアメリカン航空の尾翼は2枚の鷲(イーグル)の羽と「AA」の組み合わせのかっこいいデザインであった。そして2社のリージョナル機には「AA」を除いた2枚の鷲の羽だけがデザインされていた。
アメリカン・イーグル航空は現在、アメリカン航空の完全子会社であるエンヴォイ・エアによって運行されている。したがってブランド名だけが生きているというのが正しい。全米であまりにも普及したネーミングは捨てがたかったのであろうか。それともアメリカン航空グループ色を強めるためにあえて残したのか、真相は不明だが老舗のブランドであるのは間違いない。現在世界最大のリージョナルエアラインとも言われている。それだけにリージョナルと言えども隣国のカナダやカリブ海諸国への便もある。保有機材は全てボンバルディアやエンブラエルの小型機である。モデルのATR-72は近年全て退役してしまった。またこのモデル同型機は過去に墜落事故を起こしており、同社において悪名高き機種になってしまった。しかしATRにとって大きなカスタマーであったアメリカン・イーグルを代表する機であったのは間違いない。有名なエアラインにも関わらず小型機しか保有しないためか、意外とモデル化にめぐまれず貴重な一品である。

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